NEW―宇宙×量子「量子技術は、宇宙産業をどう変えるのか」

宇宙と量子が出会うと、どんな未来が生まれるのか。
2030年に向けて、宇宙産業と量子産業は大きな転換期を迎えています。宇宙分野では民間主導のビジネス化が進み、量子分野では研究開発から社会実装・産業化への移行が加速しています。
世界ではすでに、量子通信や量子センシング、量子コンピューティングの宇宙分野への活用に向けた取り組みが始まっており、日本でも衛星量子通信をはじめとする技術開発が進展しています。一方で、宇宙と量子それぞれの将来像を重ね合わせ、事業機会やリスク、必要な技術・連携のあり方を議論する機会はまだ多くありません。
本セミナーでは、宇宙・量子分野の研究者、企業、事業開発担当者が集い、両産業に起こりうる変化や新たな価値創出の可能性を探ります。「量子技術は宇宙ビジネスにどのようなインパクトをもたらすのか」「今から何に取り組むべきか」をテーマに、業界の垣根を越えた議論を行います。
未来の市場や事業機会をいち早く捉えたい企業・スタートアップ・研究機関の皆さまにとって、新たな出会いと共創のきっかけとなる場です。宇宙×量子が生み出す次のイノベーションを、ともに考えませんか。
■プログラム(概要)
15:00〜15:15 開会挨拶:内閣府 審議官 工藤 様/国立研究開発法人理化学研究所 理事 川﨑 雅司 様(オンライン)
15:15〜16:00 Session 1|量子センサー × 宇宙
16:05〜16:50 Session 2|シミュレーション技術の向上は宇宙産業をどう変えうるのか
16:55〜17:40 Session 3|宇宙インフラは、量子技術の登場でどう変わりうるのか
17:40〜17:50 閉会挨拶
18:00〜19:00 交流会
※プログラム・登壇者は予定であり、予告なく変更となる場合がございます。
■プログラム(詳細)
Session 1|量子センサー × 宇宙 〜量子センサーで、宇宙から何が見えるようになるのか〜
テーマ
• 量子センサーを宇宙で使うと、何が測れるようになるのか。機器開発の現在地と課題
• 測ったデータを価値に変える産業側は、次の世代のセンサーに何を期待するのか
• 量子センサーを、計算・通信など他の量子技術とつなぐと何が起きるのか(中長期の未来への展望)
こんな方におすすめ
• 宇宙での量子センサー活用の最前線を知りたい方
• 衛星・探査機の機器開発や技術企画に携わる方
• 地球観測データを使った事業を手がけている方
Session 2|シミュレーション技術の向上は宇宙産業をどう変えうるのか 〜微小重力下の宇宙製造と量子計算の可能性〜
宇宙に持ち込む物の挙動や反応は、これまで主に実際の宇宙環境での実験によって確かめられてきました。しかし、その実験機会は高価で限られており、企業が宇宙の利活用に踏み出すうえで、コストを左右する要因の一つになっています。そのため、地上のシミュレーションでどこまで事前に検証できるかが、論点の一つになっています。
宇宙産業には、大気圏再突入時のプラズマの挙動や、ロケット噴射時の化学反応を伴う流体の計算など、計算負荷の高いシミュレーションが数多くあります。量子コンピューターは、量子化学計算や流体計算などへの応用が研究されており、こうしたシミュレーションの可能性を広げることが期待されています。
本セッションでは「微小重力シミュレーション」に焦点を当て、AI・量子コンピューターなどの計算技術がこうしたシミュレーションをどこまで実現しうるのか、そして宇宙での製造・実験のあり方をどう変えうるのかを議論します。
テーマ
• 微小重力下の宇宙製造・宇宙実験に、シミュレーションと高精度計算をどう活かせるのか
• 計算技術(AI・量子コンピューター)の進化で、どのようなシミュレーションが可能になり、宇宙産業はどう変わりうるのか
• シミュレーションは、産業のワークフローの中にどう組み込まれていくのか
こんな方におすすめ
• 商業宇宙ステーションや月面の利活用に関心のある方
• 微小重力下での実験・製造に関心のある化学メーカー・創薬メーカーの方
• シミュレーションを宇宙分野に活用したい方
登壇者
• 清水 陽平 様(株式会社レゾナック 共創の舞台イノベーションラボグループ プロフェッショナル)
• 中村 幸輝 様(株式会社QunaSys Quantum Innovation部 シニアリサーチャー) 他
Session 3|宇宙インフラは、量子技術の登場でどう変わりうるのか 〜量子通信・量子暗号から、量子センサー・量子コンピューターとの融合まで〜
衛星や宇宙の通信網は、設計から打ち上げ、運用までに長い時間がかかり、長期間運用される衛星も少なくありません。いま設計が進むインフラは、量子技術の実用化が進むとみられる時期に運用を迎えることになります。量子コンピューターの発展は、現在広く使われている暗号の安全性に影響を与える可能性があり、耐量子計算機暗号への移行に向けた議論が国内外で進んでいます。一方で、衛星を用いた量子暗号通信の実証が計画されるなど、量子技術そのものが宇宙のインフラを通じて広がっていく可能性もあります。量子技術と宇宙インフラが融合していくとき、宇宙空間・宇宙産業のインフラはどのように変わっていくのでしょうか。
テーマ
• 量子暗号・量子通信の現在地と、これから
• 量子技術どうしがつながり「量子インフラ」が形づくられていくなかで、宇宙産業はどう関わるのか
• いま設計する衛星や通信網は、量子の時代をどう見込んでおくべきか
こんな方におすすめ
• 衛星通信・宇宙インフラの事業や開発に携わる方
• 衛星やシステムのセキュリティ設計に関わる方
• 量子技術と宇宙産業の関わりと、今後の展開に関心のある方
登壇者
• モデレーター:手塚 宙之 様(合同会社デロイト トーマツ リード量子サイエンティスト) 他
共催:一般社団法人RISE-A、国立研究開発法人理化学研究所
企画・運営:株式会社QunaSys
協力:一般社団法人クロスユー(cross U)
