主催:NPO法人日本宇宙旅行協会

当協会では、2か月に一回(奇数月に)定期的に茶話会を開き、いよいよスタート間近になった大衆宇宙旅行に関する最新情報や今後の動向などを会員間でシェアしている。
今回はコリンズ会長が山口から上京し、久しぶりに対面で講演した。

  1. AIイラストコンテストの概要説明と周知(斎藤)。
    ・宇宙旅行をテーマにAIのみを使用したイラストコンテストを企画。宇宙旅行の啓発・広報手段として、重要。
    ・応募期間は7月18日〜8月16日。
    ・審査項目(インパクト・物語性・テーマ性・創造性・技術力・刺激性)
    ・9月26日の公開イベントで表彰式を実施予定。受賞作品は印刷・展示。賞品はAmazonギフト券。
  1. Space Renaissance Internationalの活動紹介(コリンズ)
    ・SRIはイタリア人のアドリアーノ・アルベルトが20年前に設立した組織で約200団体が加盟。宇宙資源の活用による戦争回避・経済成長(文明の刷新=ルネッサンス)を訴え、国連SDGsに18番目の目標として「宇宙開発」を加えるキャンペーンや月面での兵器禁止条約を推進中。
    ・7月に開催されたSRI大会で、世界最高水準のスロットリング能力を持つエンジンを搭載したJAXAのRV-Xロケットの垂直離着陸試験成功などをテーマに発表した内容を紹介。宇宙旅行産業は航空産業モデルへ発展する可能性があり新産業創出として重要である一方、有人バージョン開発中止は政策的に問題があるとの見解を共有。宇宙エコノミーと戦争抑止の関連性について議論を交わした。
  1. 最新宇宙開発トピックの紹介(高野)
    ・SpaceXのスターシップが5月22日に打ち上げ成功。エンジン一部不具合も冗長設計により衛星22個の打ち上げに成功。
    ・中国のNayuta Spaceが空力減速水平着陸(ADHL)方式の新型ロケット(2027年テストフライト予定)を開発中。海上プラットフォームでの燃焼試験を紹介。関連して、米Seagate/Fireflyや中国による海上打ち上げプラットフォームの共同開発・燃焼試験動向を紹介。
    ・Blue OriginのNew Glennロケットが燃焼試験中に爆発(メタン燃料の特性が一因)。打ち上げ台損傷によりスケジュールに大幅遅れ。
    ・インドのSkyroot Aerospaceが本日Vikram-1を打ち上げ予定。本件含めてインドの宇宙ベンチャ―は、2020年民間解禁以降260社以上誕生。民間宇宙開発の競争激化の中で日本は投資やチャレンジ姿勢において遅れをとっている懸念が示された。
  1. オーバービューエフェクトと軌道上サミットの提唱(水野)
    ・宇宙空間から地球を見た際に生じる「国境の無意味さ」「人類の一体感」といった強烈な意識変容(オーバービューエフェクト)を若田光一氏らの体験談を交えて解説。マズローの「自己超越」欲求に相当すると説明。
    ・国連安保理の機能不全や覇権主義が横行する現状に対し、世界首脳が軌道上で地球を俯瞰しながら議論する「オービタルサミット」の開催を提唱。
  1. スポーツ庁とJAXAの連携・宇宙スポーツ活動動向等(荒井)
    ・東京科学大学室伏副学長室伏氏が大学内に立ち上げた「原点リサーチセンター」を紹介し、クロスユーとのコラボ可能性を説明。

次回は、2026年9月26日(土)、オープンイベントとして開催予定@X-NIHONBASHI TOWER。

問い合わせは下記サイトで。
当協会のウェブサイト:https://www.spacetravel-japan.org/