主催:国立天文台スペースイノベーションセンター

国立天文台スペースイノベーションセンター(SIC)が主催する、宇宙技術セミナーの第2回を4月27日(月)に開催いたしました。当センターは、JAXAの宇宙戦略基金第一期で「SX研究開発拠点」に採択され、2025年9月に発足、宇宙関連事業を目指す企業の皆様が行う技術開発を国立天文台の技術力でお支えすることを目的としています。

第2回のテーマは「赤外線検出器」。中屋 秀彦(国立天文台 先端技術センター 准教授)と和田 武彦(同 JASMINEプロジェクト 准教授)が登壇し、中屋は「微光観測を実現する低ノイズ近赤外線イメージセンサーの特徴と使い方」、和田は「JASMINEプロジェクトにおける赤外線センサの開発」のタイトルで、講演させていただきました。

現在、地上望遠鏡や宇宙望遠鏡向けの赤外線センサは、非常に高価かつ入手困難となっています。国立天文台は、国内企業と共同で、非常に高額な海外メーカーの赤外線検出器に匹敵する性能を有する、より安価な近赤外センサを開発し、JAXAの赤外線位置天文観測衛星JASMINE搭載に向けて性能評価を進めているところです。この技術は、今後、近赤外線波長域での多様な宇宙科学・探査ミッションへの利活用のみならず、今後のセンサ開発に共通的に適用できるハイブリッド化やCMOS回路の活用などへの応用が期待されています。 おかげさまで今回も多くのお申し込みをいただき、また、講演中には熱心にメモをとられる姿が目立ったのが印象的でした。

第3回は、6月以降に予定しております。決まり次第、SICのウェブサイト並びにクロスユーのイベントページに掲載いたしますので、ぜひお越しください。

当団体について:https://www.sic.nao.ac.jp/