終了太陽フレアと宇宙天気予報
主催:一般財団法人花山宇宙文化財団
2024年12月13日に、9月に続き二回目の講演会を開催しました。
今年5月や10月に普段オーロラが見えない日本各地での観測が話題となり、特に北海道や北陸、近畿地方でのオーロラ観測は大ニュースとなりました。
講演では、最近10年間でこれほど短期間に大フレアが連続発生した例がないこと、また、20年ぶりの強度を持つ磁気嵐が発生したことが説明されました。幸いにも、今回は高エネルギー粒子の量が少なかったため、人工衛星などへの被害は最小限に抑えられたとのことです。 また、今後数年間は巨大フレアや巨大プロトン現象が起きる可能性があること、さらには100年から1000年に一度の頻度で発生するスーパーフレアのリスクについても触れられました。
参加者の皆さんは大変熱心で質問が途切れることなく盛り上がりました。京都大学花山天文台での宇宙天気予報の最前線を学ぶ貴重な機会を提供できました。