主催:一般財団法人 花山宇宙文化財団

2024年9月19日に、当財団として初めて関東地区にて講演会を開催いたしました。

普段オーロラが見えない日本各地での観測が話題となり、特に北海道や北陸、近畿地方でのオーロラ観測は大ニュースとなりましたが、講演では、最近10年間でこれほど短期間に大フレアが連続発生した例がないこと、また、20年ぶりの強度を持つ磁気嵐が発生したことが説明されました。幸いにも、今回は高エネルギー粒子の量が少なかったため、人工衛星などへの被害は最小限に抑えられたとのことです。 また、今後数年間は巨大フレアや巨大プロトン現象が起きる可能性があること、さらには100年から1000年に一度の頻度で発生するスーパーフレアのリスクについても触れられました。

参加者にとって非常に有意義で勉強になる内容でした。京大花山天文台の紹介もあり、宇宙天気予報の最前線を学ぶ貴重な機会となりました。