終了「きぼう」利用シンポジウム2022
2021年は、国際宇宙ステーション(ISS)での野口宇宙飛行士や星出宇宙飛行士の活躍があり、日本人や映画関係者含む複数の民間人がISSに搭乗する、複数の米国企業による民間人だけの宇宙旅行が開始されるなど、世界において“宇宙”がより身近になった年です。また、2021年の年末に米国のバイデン政権が、2030年までISS運営を継続するコミットメントを発表し、米国は、ISSの後継となる新たな商業宇宙ステーションの選定を進めるなど、未来の地球低軌道(LEO)の宇宙環境利用について大きな動きがあった年でした。
そのような中で、JAXAは、国内外の大学研究機関や民間事業者の皆様と「きぼう」を利用した様々な研究開発を進めてきました。それらの活動の成果とともに、未来の「きぼう」利用の姿とそれに向けた挑戦について議論することを目的として、”「きぼう」利用シンポジウム2022″を開催しました。今年もオンライン開催とし、4回構成で1月19日(水)以降毎週水曜日に配信しました。
その4回を通して、1)科学・学術利用、2)民間・商業利用、および3)国際協力の観点から、ISS・「きぼう」利用の未来について、今回はパネルディスカッションを中心とした番組構成とさせていただき、総じてISS運用延長に向け前向きな意見・応援を頂きました。