一般社団法人クロスユー(以下、弊社団)は、2025年10月20日(月)に、第3回運営諮問委員会を開催いたしました。
本委員会では、宇宙産業に関わる様々な分野の専門家、企業の代表、政府関係者など、多様なステークホルダーが集い、「宇宙産業の拡大」などをテーマに、産業の未来についてのディスカッションを行いました。

日 時:2025年10月20日(月) 14:00~16:00
場 所:X-NIHONBASHI TOWER(日本橋三井タワー7F)
出席者:赤浦委員、石田委員、泉澤委員、市川委員、奥野委員、五嶋委員、清水委員、
    趙委員、徳増委員、満岡委員、山崎委員、湯上委員、渡部委員、菰田委員、
    白坂様、三上様、迫田様、
    中須賀理事長、植田副理事長、髙田理事、藤沢理事、菊地監事、杉本監事

委員会では、まず弊社団より、2025年1月から1年間の活動報告を行いました。

続いてのインプットセッションでは、文部科学省 研究開発局 研究開発戦略官(宇宙利用・国際宇宙探査担当) 迫田様より、『ポストISS時代を見据えた我が国の地球低軌道活動の在り方について』、また、内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 準天頂衛星システム戦略室 室長 三上様より『準天頂衛星システムみちびきに関する最新動向』についてそれぞれご講演いただきました。

続くディスカッションパートでは、慶応義塾大学大学院 教授 白坂様のファシリテーションのもと、「宇宙産業拡大にあたり参入・連携が期待できる業種は何か」および「異業種の参入促進に向けた環境整備について」の二つの議題について運営諮問委員の皆様からご意見を賜りました。

ディスカッションでは、以下の主要トピックが指摘されました。

1.エコシステム基盤(人・場所・情報・機会)
クロスユーは、宇宙産業の拡大に不可欠な「人・場所・情報・機会」をつなぎ、必要な情報の流通と新たな機会創出を担うハブとしての役割が期待される。
2.異業種参入・需要創出
サプライヤー拡大に加え、ユーザーとのマッチングも産業の自立性において重要。非宇宙企業にとっての距離感を解消するため、ユースケース提示や課題起点の対話、取り組みの「見える化」が有効である。
3.宇宙人材
企業経営層に参入意向があっても、現場の知見不足が参入障壁となり得る。現場レベルで航空宇宙のキャリア形成や人材流動を促す接続支援の必要である。
4.制度・環境整備
産業の実態と制度改正は相互に影響し、法制度の未整備が発展の制約にもなり得る。参入促進の観点では、政府手続等の簡素化・迅速化も重要論点である。
5.資金・成長戦略
宇宙はディフェンス/セキュリティ領域とも親和性が高く、民間資金の呼び込みには投資の構造づくりが必要。宇宙×ディフェンス/セキュリティ×AI等の組合せが成長機会として示唆される。
6.社会実装・横展開
準天頂衛星を含む宇宙利用の拡大には、多産業共通課題(無人化・省力化・自動化等)を起点とした分野横断連携が鍵となる。

委員会内でいただいたご意見を踏まえ、今後の弊社団の方向性および活動に活かすとともに、宇宙産業の更なる発展に貢献してまいります。
弊社団は、新たなビジネスの可能性を支援するプラットフォーマーとして、宇宙関連企業・非宇宙企業の枠を超え、多様な企業・期間とをつなぐ架け橋を担ってまいります。