終了宇宙ビジネス情報コミュニティ「UchuBiz Direct」8月開催レポート

主催: 一般社団法人クロスユー
共催:宇宙ビジネスメディア「UchuBiz」
8月29日、クロスユー会員限定の宇宙ビジネス情報コミュニティ「UchuBiz Direct」の第3回ミートアップが開催されました。ミートアップでは、UchuBiz編集長と毎回異なるゲストが、記者だからこそ得られる取材現場の情報や、宇宙業界のキーパーソンの「生の声」とともに、業界の最新動向やビジネスチャンスについて解説するとともに、会員企業の事業化を支援します。
●「宇宙スキル標準」の動向や「地域」の可能性を議論
第3回のミートアップでは、(1)宇宙スキル標準の最新動向、(2)地域×宇宙の可能性、(3)アフリカ×日本の宇宙スタートアップ、の3テーマについて解説するとともに会員企業とビジネスチャンスについて議論しました。
まず、日本の宇宙分野に求められるスキルや資格をまとめた内閣府の「宇宙スキル標準」最新動向を解説。2025年2月に試作版として公開されましたが、関係者に取材したその後の反響や活用事例などを紹介しました。具体的には、人材エージェントによるスキルの棚卸し・マッチングや、自治体による技術者育成支援など様々な領域で活用が広がっています。こうした事例に加えて、さらなる活用アイデアを提案しました。
「地域×宇宙」では、UchuBiz編集長が8月に訪れた、静岡県浜松市や福島県南相馬市、和歌山県の動きを解説。現地の声などをもとに、それぞれの取り組みを(1)自治体の熱量、(2)地元民の危機感、(3)独自の強みという3つの視点で比較し、地域との連携や進出する上でのポイントを語りました。

さらに、8月に横浜みなとみらいで開催された「第9回アフリカ開発会議」(The 9th Tokyo International Conference on African Development:TICAD 9)の話題も取り上げ、日本の宇宙スタートアップ、特に衛星データを活用するスタートアップがアフリカでどのように活躍する可能性があるのかを解説しました。
8月のミートアップでは、書籍「宇宙を編む」などの著者である宇宙ライターの井上榛香氏がゲスト登場。井上氏は国内のロケット打ち上げに加えて、米国ケネディ宇宙センターで「Atlas V」ロケットの打ち上げや、宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)輸送ミッション「Crew-5」などを現地取材するなどしています。

同氏は現在、ライターとして取材・執筆しながら、政策研究大学院大学の修士課程で宇宙政策も研究しています。その経験から、第9回アフリカ開発会議のパートでは、同氏だからこそ見えてくる、アフリカを宇宙研究という視点で考察した現状などが解説されました。
次回のミートアップは9月26日(金)18時から。衛星データを活用した水道DX
サービス「天地人コンパス 宇宙水道局」を展開する株式会社天地人のPR責任者である砂流恵介氏をゲストに招き、なぜ同サービスが自治体に次々と導入されているのか、その秘訣を伺います。

クロスユー特別会員の皆様のお試し参加も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。
イベント申込み受付中!
https://www.crossu.org/event/250926ib/
●宇宙を“儲かる”ビジネスにするコミュニティ「UchuBiz Direct」
「UchuBiz Direct」は、記者だけが知る取材現場の生の声を独占公開する「ミートアップ」や、現地からの速報性の高い「LINE(またはメール)による情報発信」、開発現場の裏側に迫る「視察ツアー」などを、クロスユー会員だけに特別に届ける宇宙ビジネス情報コミュニティです。
ただ情報を届けるだけでなく、事業相談などによってその後の宇宙ビジネスの事業化までを支援。さまざまなメニューによって、会員企業の宇宙領域におけるビジネスチャンスの創出やパートナー選定などを強力にサポートします。また、国内での宇宙ビジネス市場拡大の兆しが見えるなか、「本気」で取り組む参加者同士のつながりの場を設けることで、新たな共創が生まれるコミュニティの形成を目指します。
UchuBiz Directは2025年6月から本格始動しており、すでに取材現場からLINEやメールを使って情報を発信しているほか、月1回のペースでX-NIHONBASHI BASEにおいてクローズドなミートアップを開催中。また、2026年2〜3月をめどに現地視察ツアーなども実施する予定です。
初年度の年会費は30万円なっていますが、中途入会の場合は月額相当額×参加月数分でご参加いただけます。ぜひクロスユー会員の皆さまのご入会をお待ちしています。