主催:一般社団法人ABLab

6月21日(土)、宇宙天気をテーマとした勉強会&交流会として、「ABLab 宇宙天気サミット」を開催しました。
ABLab会員を中心に、宇宙天気や宇宙ビジネスに関心を持つ方々が集い、知見の共有と新たな出会いにあふれた熱気あるイベントとなりました。

本イベントは、宇宙ビジネスの実践コミュニティ「ABLab」による宇宙天気プロジェクトのこれまでの取り組みと、今後の展望を共有する場として企画されました。数年にわたり研究と啓蒙活動を続けてきたプロジェクトは、2025年、新たに「合同会社いばらき宇宙天気研究所」として法人化。本イベントではその設立報告と今後のビジョンが語られました。

宇宙天気予報士の未来を語る講演
「文明進化型の宇宙天気災害と宇宙天気予報士」
最初の講演では、ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャであり、気象予報士としても著名な斉田季実治氏が登壇。宇宙天気現象が社会インフラに与える影響や、将来的に必ず必要となる「宇宙天気予報士」の役割について語り、参加者の関心を集めました。

「ABLab宇宙天気プロジェクトの成果とこれから」
続いてプロジェクトリーダーであり、いばらき宇宙天気研究所の所長でもある玉置晋氏が登壇。これまでの活動成果や、法人化の背景、そして「宇宙天気予報士の育成」という次なるチャレンジに向けたビジョンを紹介しました。

多彩なゲストによるパネルディスカッション
後半では、月・惑星探査研究者の寺薗淳也氏、宇宙ビジネスメディア「宙畑」編集長の中村友弥氏を迎えたパネルディスカッションを開催。斉田氏、玉置氏とともに「宇宙天気×社会」の可能性を探り、宇宙開発・メディア・ビジネスの観点から多角的な議論が交わされました。モデレーターはABLab代表理事の伊藤真之が務め、会場全体が知的好奇心と未来への期待に包まれました。

人とつながる、宇宙天気の交流会
イベント後半の交流会では、軽食とドリンクを囲みながら、参加者同士が自由に語り合う時間が設けられました。分野や立場を超えた出会いが次々と生まれ、宇宙天気というニッチなテーマながら、未来のコラボレーションの種が芽吹く瞬間が随所に見られました。

■登壇者
玉置晋
 合同会社いばらき宇宙天気研究所 所長
 ABLab宇宙天気プロジェクトリーダー
斉田季実治
 気象予報士
 宇宙天気ユーザー協議会アウトリーチ分科会会長
 ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャ

伊藤真之
 一般社団法人ABLab 代表理事

■特別ゲストスピーカー

寺薗淳也 氏
 月・惑星探査研究者
 合同会社ムーン・アンド・プラネッツ代表
中村友弥 氏
 宇宙ビジネスメディア「宙畑-sorabatake-」編集長

■プログラム
14:40 開場
15:00 オープニング
15:20 講演「文明進化型の宇宙天気災害と宇宙天気予報士」


   気象予報士が考える宇宙天気キャスターが活躍する未来(仮)

    斉田季実治


   ABLab宇宙天気プロジェクトの成果とこれから(仮)
    玉置晋
16:20 パネルディスカッション

    パネラー  :玉置晋、斉田季実治、寺薗淳也氏、中村友弥氏

    モデレーター:伊藤真之
17:00 交流会
19:00 終了