終了準天頂衛星アカデミー開講(基礎編・利活用編 各3回)
主催:準天頂衛星システムサービス株式会社
事務局:一般社団法人クロスユー
みちびき(準天頂衛星システム)は、準天頂軌道の衛星が主体となり構成される日本の衛星測位システムであり、日本版GPSとも呼ばれます。現在4機体制にて内閣府により運用され、7機体制の構築に向けて順次準天頂衛星の打ち上げも予定されています。
みちびきコミュニティは「みちびきを活用した新しいユースケースの創出」などに取組む活動で、これまでもみちびきを活用したサービスアイディアを検討するMeetUP活動、情報発信活動を通して、衛星測位などの既存の業界外の方々も巻き込みながら、みちびきの新しい活用方法を模索しています。
2024年度は、基礎編3回、利活用編3回の体系的な講義とワークショップを開催いたします。
前半は『準天頂衛星の基礎・技術』について知見のない方を主な対象とした講義、後半は既に基礎的な知識を持った方を対象とした『各領域での活用事例を含め、国際協力に繋がる講義』を実施します。
「みちびき」を皆さまの事業に生かしていただくため、ぜひご受講ください。
【概要】
イベント名 : 準天頂衛星システム「みちびきコミュニティ2024」
日 時 : (前半)2024年 9月 4日(水)、11日(水)、27日(金)【終了】
(後半)2024年10月 2日(水)、11日(金)、22日(火)
各回 18:30~21:00(開場18:00、講義 18:30-20:30、懇親会30分)
場 所 : X-NIHONBASHI BASE(東京都中央区⽇本橋室町3-3-9 日本橋アイティビル3F)
形 式 : リアル開催のみ(会場/In-person)
主 催 : 準天頂衛星システムサービス株式会社
事 務 局 :一般社団法人クロスユー
定 員 : 現地 30名 ※先着
参 加 対 象 : どなたでもご参加いただけます
参 加 費: 無料
参 加 方 法 : 要事前登録、以下のURLよりお申し込みください。
前半・後半、別々の申し込みとなります。全6回にご参加を希望される場合は、それぞれお申し込みください。
前半)https://crossu.smktg.jp/public/seminar/view/265 (申込終了)
後半)https://crossu.smktg.jp/public/seminar/view/331
【講義内容】
◆後半(全3回):『利活用編』 10月開催 *講義内容が一部変更となる可能性がございます
対象:みちびきの利活用について学びたい方
第4回 10月2日(水)CLAS利用展開/測位事例
準天頂衛星の提供するセンチメータ級測位補強サービス、CLASを活用する上での関連情報を幅広く紹介します。CLASの仕様概要に加え、多様な分野での活用事例、高精度測位のマーケット動向等に関し、紹介します。
三菱電機株式会社 防衛・宇宙システム事業本部 主席技監
小山 浩 氏
第5回 10月11日(金) みちびきのサービスを活用した利活用事例
みちびきを活用したビジネスの立ち上げにおいて参考となるサービス毎の「活用&実証事例」、キーデバイスとなる「対応受信機」を中心に講演します。また、海洋分野におけるベンチャー企業である株式会社ブルーオーシャン研究所 代表の伊藤喜代志氏をゲストにお招きしご講演いただきます。
NECソリューションイノベータ株式会社
スマートセーフティソリューション事業部 主席プロフェッショナル
神藤 英俊 氏
【ゲストご登壇者様】
株式会社 ブルーオーシャン研究所 代表 伊藤 喜代志 氏
第6回 10月22日(火) 高精度測位補強サービス(MADOCA-PPP)、国際協力
高精度測位補強サービス (MADOCA-PPP)
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門衛星測位技術統括 兼 衛星測位システム技術ユニット長
小暮 聡 氏
国際協力
準天頂衛星システム「みちびき」が提供するサービスの中で、海外展開を目指して活動している「高精度測位補強サービス」・「災害危機管理・通報サービス」等に関する現在の活動状況や将来展望について紹介します。
内閣府宇宙開発戦略推進事務局
準天頂衛星システム戦略室 参事官補佐
野宮 真人 氏
※各講義の一部の時間をワークショップとして、参加者に自社のビジネスへの適用可能性など
を検討いただき、測位衛星について求めることなど意見交換を実施します。
【参考】
◆前半(全3回):『基礎・技術編』(衛星測位入門)
対象:主に知見のない方(もちろん知見のある方も大歓迎です)
第1回 9月4日(水)GNSSを用いた測位の原理と準天頂衛星の特徴
Global Navigation Satellite System (GNSS) を用いた衛星測位の基礎的な原理を解説します。特に、測位データを利用する際に気をつけなければならない、誤差の発生・測位の失敗などがなぜ起こるのかを中心に解説し、次回の高精度測位の講義の前提となる知識の獲得を目指します。
東京大学 大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 准教授
五十里 哲 氏
第2回 9月11日(水) 高精度測位
衛星測位において位置精度を向上させる手法について紹介します。
最初に単独測位の数mから1m未満のDGNSS、1㎝級のRTKの手法を紹介し、次に準天頂衛星特有の、SLAS、CLAS及びPPPの概要と違いについて紹介します。
国立大学法人 東京海洋大学 学術研究院 海事システム工学部門 教授
久保 信明 氏
第3回 9月27日(金) 衛星航法補強システム(SBAS)
世界標準のGNSS補強システムであるSBAS(Satellite-Based Augmentation System)について解説します。SBASとは安全にGNSSを使用できるようにするものです。
(ディファレンシャル補正による精度改善を行うとともに、完全性情報を提供します)
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所 航法システム領域 領域長
坂井 丈泰 氏