第1回:UNIVERSE UNIVERSITY シンポジウム ~宇宙をひらく~

主催:慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科、Space BD 株式会社
協力:一般社団法人クロスユー、株式会社ベネッセコーポレーション
世界的に宇宙活動やそれに伴う宇宙ビジネスが活性化し、拡大しています。天気予報やナビゲーション、世界各地からの生中継のみならず、あらゆる産業や人々の日々の生活において、宇宙活動による恩恵を受ける機会が増え、世界そして日本における宇宙ビジネスのマーケットは急速に拡大しています。JAXAや大学などの研究機関、限られた宇宙関連企業によって進められてきた日本の宇宙活動や宇宙ビジネスもこの10年間で大きく変化しています。日本の宇宙ベンチャー企業は100社を超え、増え続けています。その流れを加速するために、政府も1兆円規模の宇宙戦略基金を設立し、様々な世界的挑戦が生まれてきています。誰もが宇宙活動に関わることができる時代がやってきています。
研究開発が中心でサイエンティストやエンジニアが中心であった宇宙活動が、ダイナミックな宇宙ビジネスに成長するためには、哲学や史学、法学、経済学、商学、国際学などの人文・社会科学系の領域含め、あらゆる領域の専門家が必要です。顧客を見出すこと、資金を獲得すること、ルールを決めること、人やチームを育てること、国を超えて競争し、共創することなど、通常のビジネスで必要なことは全て必要で、それを地球規模、宇宙規模の視点で考え、俯瞰的かつ緻密な視野で動かしていくことが求められます。
世界的な宇宙ビジネスの潮流が大きく変わりつつある現在、それに対応し、先導できる人材の育成が急務です。そのため、私たちは、これからの宇宙ビジネスに必要な人材を見出し、育成するためのプロジェクトを開始しました。日本人が地球の至るところで、そして、地球人が宇宙で活躍できる素養を身につけることができる活動を目指し、プロジェクト名を “UNIVERSE UNIVERSITY” と名づけました。
今回のシンポジウムでは、本プログラム設立の背景と目的、そしてこれからの計画をお伝えするとともに、宇宙活動や宇宙ビジネスに興味をお持ちの方々に参加頂き、その領域の未来を切り拓く人材の発掘や育成について議論したいと考えています。多くの方のご参加をお待ちしています。
【プログラム】
はじめに
16:00 神武直彦(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
16:10 阿部陽一(文部科学省研究開発局宇宙開発利用課宇宙科学技術推進企画官)
基調講演
16:20 「分野の壁を超える力:俯瞰する視点と実践が拓く宇宙ビジネス人材の未来」
宮下直己(東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻特任准教授)
講演
16:45 「UNIVERSE UNIVERSITYの狙いとこれから」(学術)
神武直彦(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授)
17:00 「なぜSpace BDは教育事業に取り組むのか?」(産業)
永崎将利 (Space BD株式会社 代表取締役社長)
17:15 「報道内容から見る宇宙ビジネスの過去・現在、そして未来」(報道機関)
小玉祥司(日本経済新聞社編集委員)
17:30 「現場と研究を社会に届けるクリエイティブ」
吉谷吾郎(コピーライター/クリエイティブディレクター)
パネルディスカッション
17:40 「宇宙を学ぶ・支える・仕事にする ー 宇宙時代の教育とキャリア」
(パネリスト)
宮下直己(東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻 特任准教授)
飯田智紀(株式会社ベネッセコーポレーション執行役員/社会人教育事業領域担当(Udemy日本事業責任者))
小玉祥司(日本経済新聞社編集委員)
李美亜(Space BD株式会社ローンチサービス事業ユニット長)
吉谷吾郎(コピーライター/クリエイティブディレクター)
(モデレータ)
神武直彦(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授)
おわりに
18:25 永崎将利(Space BD株式会社代表取締役社長)
宇宙ビジネス共創拠点 X-NIHONBASHI TOWER
協力:一般社団法人クロスユー、株式会社ベネッセコーポレーション
uniuni_info-group@keio.jp