主催:国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
協力:一般社団法人クロスユー

多数の申し込みをありがとうございます。
申し訳ございませんが、定員に達したため申し込み受付を終了しました

宇宙空間においては様々な放射線が飛び交っており、それらが電子機器の誤作動などの影響を及ぼします。このような放射線の電子機器への影響については、これまでも宇宙電子機器開発において評価されてきたところですが、宇宙産業の多様化に向けて地上での汎用品の放射線耐性の評価も重要となってきています。

このような背景を踏まえ、表題の勉強会をcross U参画企業との間で開催し、第1回目となる今回の勉強会では放射線影響やその評価手法を紹介し、民間企業における照射利用ニーズに関して意見交換を行います。第2回目以降は、放射線影響の詳細シミュレーション等の紹介を計画し、皆さまの宇宙放射線影響に対する理解を深めて参ります。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

内容
①   開催挨拶・趣旨説明
  発表者:脇本 秀一 氏(日本原子力研究開発機構 経営企画部 部長)

②   宇宙における放射線と電子機器への影響(講演:30分) 
  発表者:新藤 浩之 氏(宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第一研究ユニット 研究領域上席) 
  【概要】宇宙空間には、様々な種類の放射線(宇宙放射線)が多数飛び交っています。
     地上では地磁気や大気のおかげで宇宙放射線による直接的な影響は少ないですが、宇宙空間では直に宇宙放射線にさらされるため、
     人工衛星の電子機器が、放射線影響により不具合を引き起こしやすくなります。
     本発表では、宇宙における放射線と電子機器への影響について紹介します。   

③   放射線影響の評価手法と評価施設(講演:20分) 
  発表者:明午 伸一郎 氏(日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター 核変換ディビジョン 副ディビジョン長)
  【概要】人工衛星などのミッション期間中に、「どれほどの誤作動の発生確率が想定されるのか?」
      また、「誤作動や損傷が発生した際のインパクトの大きさ」などを事前に考慮し、対策を講じる必要があります。
      本発表では、宇宙放射線を模擬する評価施設と放射線影響の評価手法について紹介します。   

④   パネルディスカッション(50分) 
  パネリスト: 吉田 敦 氏(理化学研究所 仁科加速器科学研究センター 産業利用開発チーム チームリーダー) 
         新藤 浩之 氏(宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第一研究ユニット 研究領域上席) 
         棚田 和玖 氏(SEESE株式会社 代表取締役 CEO) 
         松田 誠 氏(日本原子力研究開発機構 研究基盤技術部 次長) 
         明午 伸一郎 氏(日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター 核変換ディビジョン 副ディビジョン長) 
         モデレーター: 岩元 洋介 氏(日本原子力研究開発機構 経営企画部 研究主席)   
  テーマ1:なぜ、いま宇宙放射線による電子機器の影響評価が必要か 
  テーマ2:地上で必要とされる試験とその現状 
  テーマ3:世界における対応と我が国における対応の予定と今後の狙い   

⑤   閉会挨拶 発表者:林 孝浩 氏(日本原子力研究開発機構 理事)

開催日時
2025年3月11日(火) 10:00 ~ 12:00(開場9:30)
開催場所
X-NIHONBASHI TOWER conference space(日本橋三井タワー)
参加費
無料
定員
100名
主催
主催:国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
申し込み先
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