主催:一般財団法人花山宇宙文化財団

今年5月に太陽で大フレアが連続発生し、その結果、普段オーロラの見えない日本各地、とりわけ北海道のみならず北陸や近畿でもオーロラが見え、大ニュースとなりました。これだけ短期間に大フレアが連続発生したのは最近10年間にはなく、その結果発生した磁気嵐の強度は20年ぶりという大磁気嵐でした。

ただし、今回はフレアにともなって発生した高エネルギー粒子(プロトン現象)の量が少なかったため、人工衛星などの被害は少なかったのは不幸中の幸いでした。現在太陽黒点数は極大期を迎えており、今後数年間は巨大フレアや巨大プロトン現象が起きる可能性があります。今後数10年のタイムスケールで言えば、100年―1000年に一回の頻度で発生するスーパーフレアが太陽で起きる可能性も否定できません。同程度の頻度で起きる南海トラフ地震や東日本大震災などの巨大地震対策と同様な対策の検討が緊急の課題と言えます。しかし日本では地震に比べると太陽フレアの脅威の認知度は極めて低い。通信、GPS、ITを含む宇宙関連産業にとっては、今後数年以内に起きる大フレアですら、正しく対策をしないと大きな被害を受ける危険性があります。

本講演では、このような太陽フレアとその予測(宇宙天気予報)に関する研究の最前線を紹介するとともに、宇宙天気予報を体験的に学べる京大花山天文台についても詳しく紹介します。

【タイムスケジュール】
16:00-17:30 講演会「太陽フレアと宇宙天気予報」
     講演者:柴田一成(同志社大学特別客員教授、花山宇宙文化財団理事長、京都大学名誉教授)
18:00-19:30 懇親会

開催日時
2024年9月19日 16:00~19:30 (開場 15:30)
開催場所
X-NIHONBASHI BASE(日本橋アイティビル)
参加費
懇親会費 2000円/人
定員
40名
主催
一般財団法人花山宇宙文化財団
申し込み方法
以下のPeatixよりお申し込みください。
お問い合わせ先
info@kwasan.kyoto