主催:東京大学航空宇宙工学科中須賀・船瀬・五十里研究室、アドソル日進株式会社
共催: 一般社団法人クロスユー

衛星データについて学び、触れられる、高校生・高専生対象のワークショップを開催いたしました。

初日は「衛星や衛星データの基礎」とともに日本を代表するスタートアップ企業から事例を学び、後半はどのようなことが衛星データでできるか、グループワークを実施しました。2日目にはアドソル日進提供のワークショップにて実際にPCを使って、衛星データに触れた後、与えられたテーマの発表をしました。

各チームにてテーマを設定し、今回の講義において学んだプログラムを早速用いて各チームそれぞれ衛星データ解析の条件設定の上、Google Earth Editorと組み合わせて表示させた高精度のSAR衛星データ・光学衛星データと他の衛星以外のデータとも組み合わせて課題解決に取り組みました。

・水分量・植物分布を分析して「適した土地を分析して、改善を探る」
・夜間光・自動車輛の分布から大都市部の過密化の推移を見て「都市開発・地方活性化を検討する」
・日照時間・降水量・夏のやませの分析から「東北地方のコメ収穫量の減少要因について分析・仮説検証する」
・防災・災害をテーマに、平均気温・地形(標高)・植物分布から日本各地(沖縄・香川・長野)の「夏期の気温と地形、植生の相関を分析する」

各チーム発表後には、中須賀先生、Oppofileds の向井田さんからのご講評を通して、抽出した衛星データのより精緻な背景の分析や、衛星以外のデータや要因と組み合わせた原因解析・課題解決の手法、ChatGPTの効果的な活用についてもさらに深く知り、各国・地域の解決に必要な要素について議論が活発に行われました。

開催案内ページ:https://www.crossu.org/event/250725-26it/