主催:NASAM Japan 株式会社

6月25日に開催された第3回AMD共同ウェビナーでは、AMD VersalアダプティブSoCを活用したスペースベースSAR(合成開口レーダー)システムの最新技術が紹介されました。

まず、宇宙機搭載SARに求められる高度な信号処理要件について解説があり、続いて、MathWorks®のMATLAB®およびSimulink®を用いた設計環境により、ハードウェア・イン・ザ・ループ・シミュレーションを通じて現実に即したSAR設計が可能であることが示されました。

さらに、放射線耐性を備えたAMD Versal™ Adaptive SoCが宇宙環境での信頼性を担保する技術として注目されました。パートナーセッションでは、IR Hirel(Infineon)社より、Versal SoCと組み合わせて活用可能な宇宙用メモリおよび電源ソリューションの紹介があり、性能向上と設計最適化への貢献が強調されました。

オンライン・オフラインを含めて60名以上の方が参加されました。参加者から多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえるセッションとなりました。