主催:準天頂衛星システムサービス株式会社 事務局:一般社団法人クロスユー

準天頂衛星システム「みちびき」は、安定した高精度測位を実現する日本の衛星測位システムであり、GPSと互換性があり、無償で電波の利用ができ、受信機が安価に調達可能であるという利点もあります。今年は2025年2月1日に予定されているみちびき6号機打上げに始まり、7機体制に向けた整備が着実に進んでいます。

本セミナーでは、準天頂衛星みちびきの防災分野への活用について広く知っていただくとともに、宇宙・デジタル技術の防災活用に関する第一人者の方々による今後の衛星技術活用への期待について伺います。パネルディスカッションでは、準天頂衛星みちびきが既存の防災関連プロセスへどのように組み込まれていくべきか、想定される課題について、防災科研 総合防災情報センター長、内閣府 準天頂室、クロスユー 代表理事によるご意見を伺います。

講演後、現地会場では、登壇者、参加者によるネットワーキングのお時間も設けておりますので、ぜひ参加者同士の交流を深めていただければと思います。

今年度のみちびきコミュニティ最後のセミナーとなります。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

【イベント詳細】
イベント名 : 準天頂衛星みちびきの防災分野への活用可能性
日   時 : 2025年2月28日(金)15:00~17:30(開場14:30)
場   所 : X-NIHONBASHI TOWER(東京都中央区日本橋室町 2-1-1 日本橋三井タワー7F)
形   式 : 対面・オンライン(YouTube)開催
主   催 : 準天頂衛星システムサービス株式会社(QSS)
事 務 局 :一般社団法人クロスユー
定   員 : 現地 先着100名、オンライン 無制限
参 加 対 象 : どなたでもご参加いただけます
参 加 費: 無料
参 加 方 法 : 要事前登録、以下のURLよりお申し込みください。
       https://crossu.smktg.jp/public/seminar/view/595

*プログラムは変更となる可能性がございます

【プログラム】 
第一部:セミナー 15:00~16:45
(前半)インプットセッション
1. 15:00~15:05 ご挨拶・はじめに
  東京⼤学⼤学院 ⼯学系研究科 教授/一般社団法人クロスユー 代表理事 中須賀 真一 氏 
2. 15:05~15:20 準天頂衛星システムみちびきの防災分野への活用可能性について
  内閣府宇宙開発戦略推進事務局 参事官
 (国土交通省 国土技術政策総合研究所 河川研究部 水防災システム研究官との併任) 吉田 邦伸氏
3. 15:20~15:35 衛星技術の防災活用に期待すること
  国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総合防災情報センター センター長
  /防災DX官民共創協議会 理事長 臼田裕一郎 氏
4. 15:35~16:00 準天頂衛星システムみちびき、地球観測衛星による防災事例のご紹介
 1)2024年12月実施 防災ドリル(衛星地球観測の官民連携による災害対応訓練)について
  国立研究開発法人 航空宇宙開発機構(JAXA)
  第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター 技術領域主幹  川北 史朗 氏
 2)みちびきの災危通報を活用した被災対応FMラジオ放送システム
  山口放送株式会社 取締役 ラジオ局長兼技術局長 惠良 勝治 氏
 3)「タイ 森林火災の事例」「ELTRES」等のご紹介
  ソニーグループ株式会社 リサーチプラットフォーム 木村 学 氏

(後半)パネルディスカッション
16:00~16:45 パネルディスカッション
 パネリスト
  内閣府宇宙開発戦略推進事務局 準天頂衛星システム戦略室
  国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総合防災情報センター センター長
   /防災DX官民共創協議会 理事長 臼田裕一郎氏
  東京⼤学⼤学院⼯学系研究科教授/一般社団法人クロスユー 代表理事 中須賀 真一 氏
 モデレーター
  一般社団法人クロスユー 事務局長 米津 雅史

第二部:ネットワーキング 16:45~17:30

【登壇者(登壇順)】


中須賀 真一 氏

東京大学大学院工学系研究科 教授/一般社団法人クロスユー 代表理事

東京大学工学部航空学科卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。日本アイ・ビー・エムを経て、1990 年より東京大学講師、助教授、2004 年より教授。超小型衛星、宇宙システムの知能化・自律化、革新的宇宙システム、航法誘導制御等の研究・教育に従事。世界初の CubeSat を含む超小型衛星 15 機の打ち上げに成功。2012 年~2022 年まで内閣府宇宙政策委員会委員、基本政策部会長など歴任。



吉田 邦伸 氏

内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 参事官
(国土交通省 国土技術政策総合研究所 河川研究部 水防災システム研究官との併任)

鹿児島県生まれ、大学時代は北海道で衛生工学(衛星ではなく環境の方)を専攻した。国土交通省では、防災・河川を軸に砂防・道路・港湾・国土計画分野を経験、衛星データ利活用関係では10年ほど前からJAXAと連携し洪水・土砂災害対応でのALOS2等の活用・体制構築に携わっている。小学生のころから星好きで、実家(鹿児島)に帰省した際に20cm反射・8cm双眼鏡で星雲星団めぐりをするのが楽しみ。


臼田 裕一郎 氏

国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総合防災情報センター センター長/防災DX官民共創協議会 理事長

1973 年長野県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒、同大学院政策・メディア研究科修了。博士(政策・メディア)。地球観測衛星受信システムの開発やリスクコミュニケーション特別研究助手を経て、2006年防災科学技術研究所入所。防災情報に関する研究開発、筑波大学教授(協働大学院)としての人材育成、AI 防災協議会理事長、防災DX官民共創協議会理事長として防災DXの推進に努める。


川北 史朗 氏

国立研究開発法人 航空宇宙開発機構(JAXA)第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター 技術領域主幹

大阪府出身 1998年に旧宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構)に入社。研究開発部門で宇宙用薄膜太陽電池の研究開発を担当。CIGS薄膜太陽電池が宇宙環境にて電気性能が低下しないことを、世界で初めて小型衛星による宇宙実証にて確認。2016年より、衛星利用運用センターにて人工衛星を用いた防災利用に従事。人工衛星を用いた国際的な防災枠組みであるセンチネルアジアや国際災害チャータなどの国際防災活動に携わり、2018年のインドネシアの地震・津波災害や2023年のトルコ・シリア地震では、現地の防災機関を含む海外機関と連携して災害対応活動を支援する。


惠良 勝治 氏

山口放送株式会社 取締役 ラジオ局長兼技術局長

1989年山口放送株式会社入社,2024年より取締役ラジオ局長兼技術局長
2014年からFM同期放送システムを研究開始し、2015年に高精度FM同期放送をメーカーと共同開発。2023年,『みちびき』災害・危機管理通報を活用した被災対応FMシステムを実際の放送と連動して実証。現在、山口大学大学院創成科学研究科(博士後期)に在籍.「災害時における地域貢献」をテーマとし災害時に情報を伝える臨時災害放送局において高精度な同期放送網を研究中。


木村 学 氏

ソニーグループ株式会社 リサーチプラットフォーム

開催日時
2025年2月28日(金)15:00~17:30(開場14:30)
開催場所
X-NIHONBASHI TOWER(東京都中央区日本橋室町 2-1-1 日本橋三井タワー7F)
参加費
無料
定員
現地 先着100名
オンライン 無制限
主催
準天頂衛星システムサービス株式会社
事務局:一般社団法人クロスユー
申し込み方法
以下、申込フォームよりお申し込みください。
お問い合わせ先
クロスユーイベント事務局
crossu_event@and-go.tokyo